KRT・KRTF・KRT-SWの違いと強み
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ロボットや工作機械の配線には、より耐久性があり、屈曲特性に優れた、柔軟性の高い専用ケーブルが求められます。協和ハーモネット株式会社オリジナルケーブルのKRT、KRTF、KRT-SWの3種類を比較し、それぞれの特長と強みを解説します。
KRT:基本性能に優れたバランス型ロボットケーブル
特長
- 高い屈曲性を持ち、長期間の使用でも劣化しにくい
- スリムな設計でも取り回しがしやすい
- 汎用性が高く、幅広い用途に対応
- 導体には極細合金線を使用しているため引張強度も高い
強み
KRTは、ロボットケーブルとしての基本性能をしっかり備えたバランスの良い製品です。可動部での使用に適しており、1,200万回以上の耐屈曲試験に合格しています。工作機械や産業用ロボットの配線として、安定した性能を発揮する頼れる選択肢であると言えます。
使用用途
- 産業用ロボットの可動部配線
- 産業用ロボットやセンサーの可動部配線
- 工作機械の配線
- 一般的な自動化設備の電源・信号線
KRTF:狭小スペースや高速可動部に適した高耐久モデル
特長
- ふっ素樹脂絶縁(ETFE)を採用し、耐熱性・耐屈曲性が向上
- 仕上がり外径がさらに細くなり、狭いスペースでも配線しやすい
- 5,000万回以上の耐屈曲試験に合格
- 導体には極細合金線を使用しているため引張強度も高い
強み
KRTFは、特に狭小スペースや高速可動部での使用に最適なロボットケーブルです。耐熱性・屈曲性が向上しており、ロボットアームや細かい動きを伴う機械の配線に適しています。KRTよりもさらに細いため、スペースが限られた環境でもスムーズに配線できます。
使用用途
- 狭いスペースでの配線が必要な機器
- 高速で稼働するロボットアーム
- 精密機器や電子機器の内部配線
KRT-SW:ノイズ対策に優れたシールド付きモデル
特長
- 横巻シールド構造を採用しているため、扱いやすく電磁ノイズを低減
- 高い耐屈曲性を維持しながら、シールドによる安定した信号伝送を実現
- ノイズの影響を受けやすい環境での使用に最適
- 導体には極細合金線を使用しているため引張強度も高い
強み
KRT-SWは、電磁ノイズの影響を受ける環境での配線に適したケーブルです。計測機器や精密機械の配線で安定した信号伝送が求められる場合に最適です。KRTと同じ耐屈曲性を持ちながら、シールド構造によってノイズ耐性を強化している点が大きな魅力です。
使用用途
- 電磁ノイズの影響を受けやすい環境
- 計測機器・精密機器の配線
- 工場内の制御盤や通信機器の配線
項目 | KRT | KRTF | KRT-SW |
---|---|---|---|
導体公称断面積 | 0.10mm² | 0.04mm² | 0.10mm² |
導体構成本数 | 20本x0.08mm (AWG28) | 20本x0.05mm (AWG32) | 20本x0.08mm (AWG28) |
絶縁体材質 | 架橋ポリエチレン | フッ素樹脂 | 架橋ポリエチレン |
仕上がり外径 | 2.4mm | 1.8mm | 3.0mm |