銅価格情報

国内山元建値<JX金属改定日>

最新 : 04/04 改定
1,410千円/トン
前値:04/01
1,500千円/トン

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コバルト、銅の密接な関係

最終更新日:

コバルトは電気自動車(EV)の電池や特殊鋼に欠かせない金属ですが、単独の鉱山はほとんどなく、多くが銅やニッケルの採掘過程で副産物として生産されています。特にコンゴ民主共和国の銅鉱山が世界のコバルト供給の大部分を占めており、銅の市場動向がコバルトの生産にも影響を与えています。

コバルトは、電気自動車(EV)用のリチウムイオン電池や、航空機部品に使われる特殊鋼、さらには青色顔料「コバルトブルー」にも利用される重要な金属です。しかし、コバルト単独の鉱山はほとんど存在せず、多くが銅やニッケルの採掘過程で副産物として生産されるという特徴を持っています。

そのため、コバルトの供給量は、銅やニッケルの採掘動向に大きく影響を受けます。特に世界最大のコバルト生産国であるコンゴ民主共和国では、銅鉱床からの採掘に伴い、大量のコバルトが生産されています。

コバルトはどのように採掘されるのか

コバルトが含まれる鉱床には、大きく分けて銅鉱床ニッケル鉱床の二種類があります。

① 銅鉱床からのコバルト産出

上述のコンゴ民主共和国では、銅鉱床の採掘が盛んに行われており、その過程でコバルトが副産物として産出されています。この地域には「カッパーベルト(Copper Belt)」と呼ばれる広大な銅鉱床が広がっており、世界のコバルト生産の約70%がこのエリアから供給されています。

銅鉱石の精錬過程において、まず銅が精製され、その後の処理でコバルトが抽出されます。そのため、銅の生産量が増えればコバルトの供給も増加し、逆に銅の採掘が減少すればコバルトの供給量も減るという関係にあります。

② ニッケル鉱床からのコバルト産出

コバルトは、ニッケル鉱床でも副産物として産出されます。主な産地はカナダ、オーストラリア、ロシアなどで、特にニッケルを含む硫化鉱やラテライト鉱から採掘されることが多いです。

ニッケル鉱床の場合も銅鉱床と同様に、ニッケルを精錬する過程でコバルトが抽出されます。しかし、ニッケル鉱床からのコバルト生産量は銅鉱床ほど多くなく、世界全体の供給量の約30%程度にとどまっています。

銅の価格とコバルトの供給の関係

コバルトの生産は銅やニッケルの採掘と密接に結びついているため、それらの金属の市場価格によっても供給が変動します。特に、銅の価格が上昇すると採掘が活発になり、結果としてコバルトの生産量も増加することになります。

実際2024年には、銅の価格が過去最高水準に達し、多くの鉱山で生産が拡大しました。その影響でコバルトの供給量も増加し、価格の低迷を招く要因の一つとなりました。

まとめ

コバルトは、単独で採掘されることはほとんどなく、主に銅やニッケルの採掘の副産物として産出される金属です。特にコンゴ民主共和国の銅鉱床からの供給が世界の大半を占めており、銅の生産量が増えればコバルトの供給も増え、銅の需要が落ちればコバルトの生産も縮小するという関係にあります。

また、コバルトの価格は銅やニッケルの市場動向に影響を受けやすく、EV市場の成長や電池技術の変化とともに、今後もその需給バランスが変動していくと考えられます。コバルトの市場動向を理解するためには、銅やニッケルの動きをあわせて注視することが重要です。

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